瑶々以前の猫
昨日のブログで「後悔のないように」というところに訂正をしたい。
瑶々の前。
正確には瑶々が、まだ子猫だった頃に暑O々(みぃみぃ)というチンチラシルバーのオス猫がいた。
とてもきれいな毛並みをしていて、出窓に座っては日向ぼっこをしていたかわいいやつだった。
その頃の私は短期の海外出張が多く、家を空けることが多かった。
まあ、期間が短かったので、餌と水を多めに用意して出かけていたのだ。
ところがある日、1週間近くの出張が入ってしまい、暑O々を置いていくわけにはいかない状況になり、成田空港の近くのペットホテルに預けることにした。
それが過ちの始まりだった。
そのペットホテルは不衛生な環境だったのだろう。
ノミを伝され、仕方なく丸刈りにしてノミ退治を行うことにした。
丸刈りにしたのは、まだ肌寒い季節。
暑O々は風邪を引いてしまった。
風邪はほどなくして治ったのだが、それがきっかけになったのかよく体調を崩すようになり、尿道結石を患うようになってしまった。
何度も入退院を繰り返し、薬を飲ませつづけなければならなかった。
今でこそ、尿道結石になりにくい餌がメジャーになっているが、その頃は一部の獣医でしか扱っていないものだった。
そんなことを繰り返していくうちに、暑O々の体調が悪くなってきた。
すぐに獣医さんに連れて行ってやりたかったが、仕事が忙しくて連れて行くことが出来なかった。
仕事を早めに切り上げ帰宅したが、暑O々の姿が見えない。
慌てて探し回った私の目の前にいたのは、浴室で血まみれになって横たわる暑O々の姿だった。
真っ白だった毛を真っ赤に染めて・・・
急いでバスタオルに暑O々を包み、行きつけの獣医に連れて行って緊急手術が行われた。
「今夜が峠でしょう」
その言葉に涙が止まらなくなった。
「今夜は預かりますから、お引き取りください」
私は何度も頭を下げてお願いをした。
しかし・・・
夜中の12時過ぎに獣医から電話があり。
「ただいま息を引き取りました、残念です」
その電話を受けたときは頭の中が真っ白になって、何も考えることが出来なかった。
涙も出てこなかった。
翌日の朝早く、冷たくなった暑O々を引き取りにいった。
血が固まってごわごわになった毛、あんなにきれいだったのに。
もしもの話だが、調子が悪いなと思ったとき、すぐに獣医さんに連れて行けば助かったかもしれない。
まだ、元気でいたかもしれない。
それを思うとき、今でも涙が出てきてしまう・・・
生まれてから1年8ヶ月。
まだ2歳にもなっていなかった。
暑O々の遺体は火葬し、今でも実家の仏壇に安置してある。
もうそろそろ土に返してあげてもいいかな?
瑶々の前。
正確には瑶々が、まだ子猫だった頃に暑O々(みぃみぃ)というチンチラシルバーのオス猫がいた。
とてもきれいな毛並みをしていて、出窓に座っては日向ぼっこをしていたかわいいやつだった。
その頃の私は短期の海外出張が多く、家を空けることが多かった。
まあ、期間が短かったので、餌と水を多めに用意して出かけていたのだ。
ところがある日、1週間近くの出張が入ってしまい、暑O々を置いていくわけにはいかない状況になり、成田空港の近くのペットホテルに預けることにした。
それが過ちの始まりだった。
そのペットホテルは不衛生な環境だったのだろう。
ノミを伝され、仕方なく丸刈りにしてノミ退治を行うことにした。
丸刈りにしたのは、まだ肌寒い季節。
暑O々は風邪を引いてしまった。
風邪はほどなくして治ったのだが、それがきっかけになったのかよく体調を崩すようになり、尿道結石を患うようになってしまった。
何度も入退院を繰り返し、薬を飲ませつづけなければならなかった。
今でこそ、尿道結石になりにくい餌がメジャーになっているが、その頃は一部の獣医でしか扱っていないものだった。
そんなことを繰り返していくうちに、暑O々の体調が悪くなってきた。
すぐに獣医さんに連れて行ってやりたかったが、仕事が忙しくて連れて行くことが出来なかった。
仕事を早めに切り上げ帰宅したが、暑O々の姿が見えない。
慌てて探し回った私の目の前にいたのは、浴室で血まみれになって横たわる暑O々の姿だった。
真っ白だった毛を真っ赤に染めて・・・
急いでバスタオルに暑O々を包み、行きつけの獣医に連れて行って緊急手術が行われた。
「今夜が峠でしょう」
その言葉に涙が止まらなくなった。
「今夜は預かりますから、お引き取りください」
私は何度も頭を下げてお願いをした。
しかし・・・
夜中の12時過ぎに獣医から電話があり。
「ただいま息を引き取りました、残念です」
その電話を受けたときは頭の中が真っ白になって、何も考えることが出来なかった。
涙も出てこなかった。
翌日の朝早く、冷たくなった暑O々を引き取りにいった。
血が固まってごわごわになった毛、あんなにきれいだったのに。
もしもの話だが、調子が悪いなと思ったとき、すぐに獣医さんに連れて行けば助かったかもしれない。
まだ、元気でいたかもしれない。
それを思うとき、今でも涙が出てきてしまう・・・
生まれてから1年8ヶ月。
まだ2歳にもなっていなかった。
暑O々の遺体は火葬し、今でも実家の仏壇に安置してある。
もうそろそろ土に返してあげてもいいかな?
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